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横溝正史メモリアル

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最終更新 2008/03/04

祝・横溝正史生誕百年

 二千二年五月二十四日に、私の本業である小説家としても、一読者としても尊敬する、横溝正史が、生誕百年を迎えました。
 そこで、何か記念のページが作れないか、と考えて、いろんな横溝正史関連サイトを拝見しました。資料的なものから、ファン活動に徹したものまで、豊富なサイトがありました。
 そこでまず、それらのサイトのリンク集を、主宰者の方にお願いして、作ってみました。このサイトの第一目的は、ここからさまざまな横溝関連サイトへ、飛んでいただくことです。
 もう一つの柱は、初心者の方のための、横溝正史と金田一耕助についてのガイド集です。現在、適当なガイドブックも出ていないため、分からなくなっていることも多くあると思います。そこで、基礎知識を中心に、Q&Aの形でガイドのページを作りました。
 この二つを拡充させて、横溝世界への入り口となるサイトになれば、と思っております。
 それ以外の、自分のページは、私の守備範囲である、映画、音楽への個人的な思い入れ、また雑談に、話題を絞ることにしました。そちらはたいへん、個人的なページになりましたが、よろしければ、併せてご一読下さい。
(その後、関連書籍のページ、横溝島のページを増やしました)
 今後とも、訂正・更新を重ね、横溝世界の普及に努めていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
 何度かおいでになっていらっしゃる方も、更新履歴をご確認下さい。簡単な横溝的日記になったりもしています。
 生誕百年は過ぎましたが、「横溝正史第二世紀」として、ますますその功績を伝えていきたいと思います。
 注意! このサイトでは、横溝作品の設定やストーリーに触れている場合があります。トリックや犯人にはできるだけ触れず、楽しみを損なわないよう注意しますが、お気を付けてご覧下さい。可能な限り、注意を入れました。
 できる限り、原作を読んでから情報に触れることをお勧めします。

 生誕百年記念企画 お祝いのメッセージ

 横溝正史関連サイトリンク集  初心者のための、横溝正史&金田一耕助ガイド

 更新履歴及び横溝的日記 最終更新日には反映させませんが、随時更新しています。

 横溝正史関連書籍  横溝作品の音楽  横溝作品の映像  横溝正史に関する雑談

 横溝島について 角川文庫旧版・リスト


きょうの横溝的お知らせ

 すっかり遅くなりましたが、市川崑監督が亡くなりました。一連の金田一映画を作り、ひとつの時代に足跡を刻んだ方として、追悼の意を表わすものです。  ただ、豊川悦司の「八つ墓村、新作の「犬神家の一族」のすべてを肯定するものではありませんが、今、それをあげつらうべきことではないでしょう。合掌。(2008.03.04)
 北村薫さんの「北村薫のミステリびっくり箱」(角川書店)に付録でついているCDに、横溝正史原作のラジオドラマによる文士劇「びっくり箱殺人事件」が収録されています。江戸川乱歩、大下宇陀児、水谷準などのオールスターキャストによるもので、好事家にはたまらないものだと思います。(2007.12.12)
 初心者のための、横溝正史&金田一耕助ガイドに、「『横溝正史読本』は、どのくらい貴重なものなんですか? すごく高いんですけど。」を加えました。
(以前に加えたつもりだったのですが、すっかり本文を書くのを忘れていました。申しわけありません)
 一部の方からは反感などを買う可能性があるのですが、はっきりとさせておくべき、この本に限らない問題だと思います。オークションを見る前に、ぜひ、ご一読下さい。(2007.09.08)
 あいかわらず、情報が遅れてすみません。新作「犬神家の一族」は、7月6日にDVDが出ました。
 通常版(アマゾンの販売価格で2993円)のほうは見ていないのですが、「完全版」3枚組(アマゾンの販売価格で6143円)のほうを買いました。本編ディスク、特典ディスク1は、岩井俊二監督が監修したメイキングと、「もっぺん!」(市川崑監督のドキュメント)、未公開シーン5つ(説明つき・重要なシーンあり)、「あしあと」(金田一耕助のプロフィールを映像とナレーションで紹介・24分ある大作)、「映像の魔術師・市川崑」(なぜかまた別のメイキング)、「帽子を脱いだ金田一さん」(石坂浩二に密着ドキュメント)、「よ〜し、わかった! 別バージョン」(加藤武の「よーし、わかった!」の別なバージョンとの比較)と、これはこれでまあ、見ごたえはあります。
 特典ディスク2は、1976年の旧作を完全収録したものですが、日本語字幕が入れられたり、新旧比較モードから再生すると、15の場面で「スケキヨくんマーク」なるものが出て、そこで操作すると、新旧の映画のシーンが比較できます。ただ、この新旧比較は、あまり効果的とは(個人的な感想ですが)言えず、結局私は、新作と旧作を3分ずつ見ながら比べたりしています。なお、この1976年版は、2度目に出た「犬神家の一族」の、プリントの色調などをフィルムに合わせたものと同じものと思われますが、気のせいか、ややぼけた感じに見えます。
 その他に、脚本の新旧作(監督の書き込みあり)が、本の形でパッケージに収められています。これは貴重なものです。
 どうせ買うなら、場所ふさぎだと思わなければ、完全版のほうを買うのがいいのではないか、とは思いますが、本当に貴重なのは脚本と、メイキングぐらいかもしれません。ご判断は、各自でされて下さい。(2007.7.16)
 横溝正史ファン倶楽部「横溝島」ですが、現在、「FSUIRI.NET」の中で活動を行なっております。誰でも入会できますので、よろしければどうぞ。
 なお、旧NIFTY-SERVEの会員で、その後、@niftyサークルのFSUIRIに参加していなかった方は、改めて入会手続きを行なって下さい。(2007.04.17)
 初心者のためのガイドのページで、新しく分かった誤りや事実がありましたので、訂正しました。一度お読みになった方も、また読み返してみて下さい。(2005.11.12)
 すみませんが、お願いがあります。どなたか、愛川欽也が金田一耕助を演じた「吸血蛾」をお持ちではないでしょうか。お持ちだったら、ぜひ見せて頂きたいのですが……。どうか、よろしくお願い致します。(2004.5.29)
 秋田の創元推理倶楽部秋田分科会が、「定本 金田一耕助の世界」を出しています。B5判で、投稿編と資料編の分厚い本で、資料的にも、金田一耕助の世界を深く知るにも、貴重な一冊です。購入方法などは、分かり次第お知らせします。(2004.05.20)

製作:早見裕司 メールはkindaichi@yokomizo.netまで


生誕百年記念企画

横溝作品生誕百年祭

 小さいバナーを、リンク集のページに用意しました。お祭に賛同される方で、バナーを使ってもいいけど大きすぎる、という方は、そちらをお使い下さい。ご使用はご自由、特にリンクの義務はありませんが、リンク集かこのトップページにリンクしていただければ、幸いではございます。

 横溝正史の生誕百年を祝い、いろいろな方から、お祝いのお言葉をいただきました。(到着順)
 こちらをお訪ねの方も、職業・立場を問わず、 hayami@yokomizo.net へのメールで、お祝いのメッセージをひと言残していただければ幸いです。随時掲載し、将来も半永久的に(少なくとも製作者が生きている間)保存致します。

●金田一耕助アートウェーブの管理人、ノンさんから。

「感動の名作の数々は、今も多くのファンに読み継がれています。これからもずっと・・・」金田一耕助アートウェーブ

●金田一耕助探偵事務所の管理人、わかんない さんから。

「横溝死すとも、金田一は死せず。
 横溝作品は永遠に眠らない。私たちが眠らせはしない。」

●横溝Worldの管理人、ふみさんから。

「横溝先生に夢とロマンを教わりました。これからもずっと私の「生涯の師」です!」

● [NIGHT CLUB KKK]管理者の、友成ゆきみさんから。

「何年経っても色あせない作品達は、読むたびに新たな感動を与えてくれます。」

●横溝正史ブックカバーライブラリーの管理人、KENさんから。

「横溝正史の存在なくして、日本探偵小説界の復興なし。
 横溝正史との出会いなくして、現在(いま)の自分なし。」

●金田一耕助博物館館長の木魚庵さんから

「100年前に生まれた小さな生命が、実は大きな奇蹟であったことを、100年後の僕たちは知っています。永遠に燃えさかる浪漫の炎の、最初の節目としての生誕百年、お祝い申し上げます」 金田一耕助博物館 館長 木魚庵

●横溝正史資料館の管理人、ニシムラさんから。

横溝正史先生の作品に出会って、私の人生が変わりました。
「推理とは何か?」「トリックとは何か?」そして「ロマンチックとは何か?」を本の中から教えていただきました。もちろん、江戸川乱歩先生の、小栗虫太郎先生の、
その他多くの「探偵小説」にも感服いたします。
しかし何よりも、「探偵小説」で涙が出てきたのは横溝先生の作品だけです。

敬愛する横溝正史先生の生誕100年に当たりまして、心からお祝い申し上げたいと思います。

●第18回横溝正史賞受賞作家、山田宗樹さんから。

横溝作品は何十年にもわたって読者を獲得し、繰り返し映画化・テレビ化され、後に続く作品群に避けがたい影響を与えている。そして21世紀に入ってもなお、朽ちることなく輝き続けている。これはほんとうに凄いことだ。

●ミステリ作家、芦辺拓さんから。

 今から四半世紀、いや三十年近くも前のこと。いかなる作為もなく自然発生的に一つのムーヴメントが起こりました。それは、《物語》の面白さに飢えた若い読者たちと、一人の探偵小説家の幸福な出会いが生んだものでした。

 私は今も覚えています。金田一耕助シリーズをはじめとする謎と論理、怪奇と活劇に満ちた作品群が乱舞した日々のことを。そこでは“活字離れ、小説離れ”などという決まり文句の弱音は、単なるたわごとにしか聞こえませんでした。

 そして、その中で私は知ったのです。真に面白い《物語》は、たとえ一度は滅んでも必ずやよみがえり、読み継がれてゆくことを。そこには、いかなる時の流れやつまらぬ小理屈も関係ないのだと。それは、私たち創作を志すものにとって、最も勇気づけられる事実でした。

 曲がりなりにも探偵小説家となった今、あの“横溝ブーム”のころが自分たちにとって一つの原点だったとつくづく感じます。そして齢八十を前にして、なおも「このあと書きたい小説」について語り続けた大横溝の姿こそは、われわれはるかな後進にとって何よりの励みとなっているのです。

●このサイトの製作者、早見裕司から。

 その頃私は、海外ミステリオンリーの読者でした。
 その私に、日本に本格あり、と教えてくれたこと。
 本を次々に読みふけったこと。
 映像では、「犬神家の一族」で、邦画をも見直すようになったこと。
 すべて、若き日のいい思い出であり、ターニングポイントでした。
 横溝正史は、私の青春でした。そして、今も。

●ミステリ作家、太田忠司さんから。

 横溝正史に対しては、「好き」なんて言葉では語れません。敬愛していますです。
 『獄門島』は日本ミステリのオールタイム・ベストです。
 ここのところスカパーの日本映画専門チャンネルで横溝映画の特集をやってますが、できる限り観ています。先日も『病院坂の首縊りの家』を観ました。映画館で観たときは「いいかげん市川崑も横溝映画を作るのに飽きてきたのかなあ」という感想だったんですが、観返してみるととんでもない、味わいのある画でしたね。
 横溝という作家は日本の風俗因習、つまりメンタリティと本格ミステリのエッセンスを融合させることに長けた作家でした。多分、この方面では随一の手練れでしょう。金田一ものの最初の長編である『本陣殺人事件』から最後の長編となった『悪霊島』に至るまで、終始その手筋に衰えはなかったですね。ときに通俗に流れたりトリックに安易さが透けたりしたことはあっても、基本的な作家としての技量が比類ないものだったので、どの作品も水準を越えているのが素晴らしいです。
 ちなみに僕のベスト5を選ぶなら『獄門島』『本陣殺人事件』『悪魔が来たりて笛を吹く』『蝶々殺人事件』の本格ミステリ4作に、戦前に書かれた幻想的なサスペンス『真珠郎』を入れます。帝都を恐怖に陥れる殺人美少年……いいよなあ。
(2002.5.25 太田忠司掲示板に書かれたメッセージを許可のもと転載)

●ミステリ作家、愛川晶さんから。

横溝正史からミステリーを読み始めたという読者は多いと思います。私もその一人でした。
胸がときめいてくる道具立て、いわくありげな登場人物、神のごとき推理力を誇る名探偵、そして、理路整然とした謎解きの論理。本格ミステリーの理想の姿に最初に触れられたことは、本当に幸せだったと思っています。
晩年の作品、例えば『悪霊島』などは、作品全体の中で考えれば、大傑作とは呼べませんが、あの高齢で、あれだけの壮大な物語を書き上げたという点に驚嘆させられます。
何とか細々と書き続けて、もちろん遠くは及ばないものの、一歩でも半歩でもあの峰の高さに近づきたいものだとと、生誕百年という節目に、見分不相応な望みを抱きました。

●「クラブ33」会員番号NO1薫葉豊輝(かおるは・ひろき)さんから。

「本格の父が誕生して一世紀。そして今、新世紀のハーメルン の笛の音は、O県の谷底から聞こえてくる」

●推理作家 石井敏弘{CLUB33代表}さんから

 正史によせて

 自分にとって横溝正史は、乱歩・ルブランと並ぶ推理体験の原点でした。本格ミステリのめくるめく幻想世界と謎解きの妙! 全てはここから始まった!
 正史生誕100年はミステリのあらたな再生創造の分岐点だ。


★以下は、5月24日当日に寄せられたお祝いのメールです。

・かわぐち@白梅軒です。帰ってからだと、本日中に間に合わない可能性もあるので、携帯から。生誕100年おめでとうございますーって早見さんに言っても仕方のないことですが。今日は横溝をなにか読むと決めておりましたが、私が選んだのは、ちくま文庫の『横溝正史集』。再読、再々読以上がほとんどですが、やはりおもしろい。今日中に読み終わらないと思いますが、確か明日25日が本当の誕生日という説もあったと思うので丁度いいかな? 川口且真

・横溝正史先生、百回目の誕生日おめでとうございます。
先生の生み出した名探偵・金田一耕助をはじめとする全てのキャラクターとともに先生の名前と業績が永遠に残ることを、私は確信しています。
私は、私たちの次の世代の横溝ファンを育てていきたいと思っています。って、息子なんですけど。どうぞ、見守っていてください。
金田一耕助を演じられた石坂浩二さんが、いま病気と闘っています。一日も回復されることを祈っていますが、どうぞ先生もお力をお貸しください。 半兵衛

・風々子です

生誕100年とは、なんとめでたいことでしょうか。
それにも増して喜ばしいのは、世紀を越えてなお、
横溝正史の作品が現役のエンターテイメントとして
立派に生き残っていることです。
これからも時の試練に耐え続け、
いつまでも現役で読み継がれることを願ってやみません。

 お言葉をお寄せいただいた皆さま、どうもありがとうございます。
 メッセージは半永久的に(少なくとも製作者が生きている間)保存致します。


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