横溝島のページ

最終更新 2005/02/23


 1994年11月11日、瀬戸内海に、一つの島が浮上した。噂によれば、それはあの邪神・クトゥルーの力によるものとも言われているが、定かではない。
 その島には、やがて、横溝正史と、その作品に関連するものを愛する人びとが住み着き、今もそこで暮らしていると言う……。
 その島の名は、──「横溝島」。
 だが、島には数々のおどろおどろしい因習が根を張り、訪れる人は、怖ろしい体験を味わう、とも伝えられる……。
 謎を秘めて、きょうも霧にけぶる、絶海の孤島。そこには何があるのだろうか……。

●「横溝島」とは

 ちょっと構えてみましたが、「横溝島」というのは、@niftyの、ミステリーファンによって運営されている掲示板(サークル)の集合体、FSUIRIの一つ、「ミステリファン倶楽部」の中にある、倶楽部の一つです。
 本来の名前は、「横溝正史ファン倶楽部」です。横溝正史の小説に限らず、その映像、マンガ、なんでもミーハーに語り合おう、という趣旨で作られました。
 ミステリファン倶楽部には、いろんな倶楽部があるのですが、まだインターネットも盛んではなかった当時、他に横溝正史を語り合う場もないときに、横溝正史の倶楽部がない、これは一つ、作らねばなるまい、ということで、このサイトの製作者、早見裕司を発起人として、誕生したわけです。
 創立に当たったメンバーは3人でしたが、その後、続々と会員が増え、百数十人を越す大所帯となりました。
 瀬戸内海に浮上した、とか、クトゥルーの力だった、というのは、この倶楽部が「島」である、という設定から生まれたお遊びなんです。
 そのお遊びの一環として、倶楽部の会員は「島民」と呼ばれ、それぞれ、横溝正史にちなんだ「島民名」を名乗る、ということもしております。ですので、ハンドル名とは別に、磯川警部や一柳克子を、あくまで倶楽部の中だけで、名乗ることが許されています。
 許されている? えー、実は、横溝島は、発起人こと、島民名:網元の独裁政権下にあるんですね(笑)。封建主義に支配された、おそろしい島なんです。
 ただし、この独裁者は、民主主義独裁を詠っています。現在の規定では、トラブルの収拾と、何かの責任が発生したとき以外には、網元にはこれといって、権限はありません。ただ、運営と維持の義務を負っているだけなのです。それと、設定上、無意味に偉そうにしているだけなんです。
 その後、インターネットの普及に伴い、多くの島民が、ある意味では不便なニフティのフォーラムを離れ、独自の活動を始めました。
 しかし、FSUIRIは2005年3月、フォーラムとしては解体し、サークルの集合体として新しい出発を遂げます。それに伴って、横溝島も、サークルの中へと移りました。
 横溝島は、これからも、横溝正史を愛する人びとの集団として、また、ときどき島へ帰ってくる島民の心のふるさととして、遊びを交えつつ、存在し続けるでしょう。

 サークル化に合わせて、主に島民の便宜を図り、また、横溝島の存在をネット上に知らしめるため、この個人サイトとの連携を決めました。
 横溝島の島民、及び、興味のある方のための基礎データなどを、このページでは、掲載していきたいと思っております。また、広報なども。
 まあ、要するに、お互いのインタフェースといったところでしょうか。
 なお、このページに関する活動は、あくまで代表者であるワタクシ個人が行なっているものであり、横溝島には、特に責任などは一切ないことを、明記しておきます。

●最近の活動

・「〜の中の女」を増やそう企画……横溝作品には「〜の中の女」というタイトルがシリーズのようになってありますが、これの新しいものが作れないか、という企画です。例えば、自動車展示場で、中からロックのかかった新製品の中で死んでいる女の謎、「新車の中の女」とか(そりゃジャプリゾでんがな)。
・勝手に映像化企画……横溝作品を、自分好みのキャスト・スタッフで、勝手に映像化してしまおう、という、まあありがちな企画なんですが、実はこれ、創立当時に一度、行なわれ、そのときには、監督:フランシス・コッポラ、金田一耕助:ピーター・フォーク、音楽はエンニオ・モリコーネなんていうのまで、出てきました。面白ければよし、というわけです。
 こういうのが不真面目だ、と思われる方には、向かないかもしれませんね。
 こうした遊びの他に、島民による、毎月の出版物における横溝関連情報(雑誌など細かいチェックが入っています)、会員の読書感想、また、最近のドラマの話題などなど、融通無碍な活動が続いています。
 また、横溝島互助会制度が本格化しました。島民だけではなく、FSUIRIグループの会員に、島民が安く集めた横溝本(主に角川文庫旧版)を、送料以外、無償で提供する、という仕組みです。レアものはありませんし、状態もそこそこだったりしますが、とにかく安く読みたい、という方のための制度です。
 ご興味のある方、また、最近島から船出したままの島民の皆さん、横溝島は健在ですので、よろしければ一度、足をお運び下さい。

●横溝島に入るには

 横溝島は、@niftyのフォーラム内にありますので、入会のためには、まず、@niftyの会員になっていただく必要があります。入会案内は、ニフティのホームページをご覧下さい。
 @niftyの会員には、料金無料でなることができますので、一つ、ご検討下さい。
 さて、倶楽部に入りました。ここにはローカルルールがあります。

★会議室は原則としてネタバレ禁止です。案内でOKのおことわりのない場所では、ネタバレ警報などを使ったネタバレ発言もなさらないようお願いいたします。

 これは、絶対に守らないといけない、決まりです。それに異論のある方は、インターネット上の、ネタバレの好きな方々の場所で、遊んで下さい。ちょっと不便かもしれませんが、この決まりを守っていただくことが、参加の条件となっています。
 なお、横溝作品で言えば、例えば、「夜歩く」は、XXXXXXの「XXXXXXXX」と同じトリックで……というのも、御法度となっています。世の中には、まだ、XXXXXXを読んだことのない方もいらっしゃることをお忘れなく。まったくの初心者も、新鮮な気持ちで読むためのルールなんですね。
 あと、ファン倶楽部は複数の倶楽部が共存していますので、発言のタイトルには、「横溝島:はじめまして」のように、「横溝島」の名前を入れてください。
 ここまでが、横溝島へのたどり着き方でした。すでにめげている方もいらっしゃるかと思いますが、実際には、そんなに難しい手続きではありませんので、@niftyへ入会してもいい、すでに入会している、という方は、試してみて下さいませ。

 さて、いよいよ、横溝島です。
 実は、横溝島は、会員制を取っていますが、発言は、FSUIRIの会員なら誰でもできます。出入り、立ち寄り、飛び込み自由、歓迎なんです。
 それなのに、会員制になっているのは、仲間意識を高めるためでもなければ、閉鎖的な活動を行なうためでもありません。単純に──
 「そのほうが、なんとなく面白いから」
 それだけの理由なんですね。
 別に(規約などを除いては)義務があるわけでもなく、オフ会も、特に会員限定、ということもほとんどないはずです。なんとなく面白いから、ほんとうに、それだけのことです。
 ですので、倶楽部に入られたら、まずは、「横溝島」とタイトルに付けて、発言してみて下さい。横溝島の入口には、割烹旅館「松月」(「黒猫亭事件」「悪魔が来りて笛を吹く」などをご参照下さい)があって、おいでになった方は、そこで若おかみや女中さんのもてなしを受けて、くつろいでいただきます。
 そのまま、島民(=会員)になるかどうかは、ご自由にお決め下さい。実際に、島民の特権は、二つだけです。
・「島民名」が名乗れて、島民名簿に記載される。ただし、オフ会などで、いきなり「犬神佐兵衛さん!」などと人前で呼ばれて、恥ずかしい思いもできます。
・島の中に、住居を定めることができる。
 これ以外には、島民と、その他の方には、差がありませんので、あとは好きずきの問題です。
 島民になる場合には、横溝作品にちなんだ島民名を決めて、上陸申請を出していただきます。島民名簿は、そのつど、お知らせします。ただ、百人を超して、使える名前が限られてきましたので、現在、名簿の見直しなどを図っているところです。詳しくは、おいでになったときに、おたずね下さい。

 さて、では改めまして、横溝島の規約その他を、正しく掲載しておきます。これは今年の9月に、改正されたものです。
 上と重複する部分がありますが、決めごとですので、お読み下さい。

 −横溝島について(新)− 2002年9月15日

 1994年11月11日、瀬戸内海に突然浮上した謎の孤島が、横溝島です。
 もともとは、当時、FSUIRITに横溝正史の倶楽部がないのは淋しいね、と本館で話が出たことから、三人のスタッフによって作られたものです。
 このたび、FSUIRIのWeb化に伴う代表の交代に当たり、改めて、方針と、お遊びを含む、ルールなどを発表致します。

 現在、フォーラムそのものが、大きな転換期にありますが、横溝島は、あくまで今までのまま、維持し続けられますよう、会員の皆さまにも、よろしくお力添えを、お願い致します。

【運営方針】

 ミーハーから深い話題まで、また小説に限らず、映像からマンガまで、横溝正史に関係のあることなら、何でも発言自由です。
 脱線した場合は、強引に横溝正史か、横溝島に関連づけるよう、努力していただけますれば、幸いです。
 後に記す諸注意と、フォーラムのローカルルールを遵守していただければ、

 「あとは、自由」。

 これが、横溝島の唯一無二の、掟です。

 なお、この8年間、誰も指摘してくれませんでしたので、自分で言ってしまいますが、この「あとは自由」というのは、宮村優子の「根性戦隊ガッツマン」の、隊員の掟が出典です。
 ただし、特に宮村優子のファンというわけではありません。言い出したとき、網元が連載を持っていた雑誌に、載っていたのを引用しただけです。

【運営スタッフ】(2002年9月現在)

 ・この倶楽部は、次のスタッフが運営しています。
   代表(発起人)            網元こと早見裕司
   互助会・新人歓迎担当 松月の若おかみ 本井田鶴代こと神名
   元代表(永世名誉職) 松月の番頭   柴田楽亭こと仰天の騎士
   RT担当       汁粉屋の娘   お加代ことレオナ
  (敬称略)
   その他、必要があれば、新たにスタッフを置きますが、会員が自主企画を立てたときは、えー、自分で何とかして下さい。

 ・代表は、悪の網元として象徴独裁制を敷きますが、倶楽部の円滑な運営に支障のない限り、特に権力を奮うものではありません。
  また、会員独自の企画などは、これを大いに歓迎致します。
  ただし倶楽部内では、設定上、網元は実質的な根拠なく威張っています。倶楽部を離れたら、ただの人です。

【入会・立ち寄りについて】

 ・発言は、倶楽部会員には限定しません。横溝正史を全く読んでいない方、通りすがりの方も、ご自由にご発言下さい。
  会員は、フォーラム会員の発言を、妨げてはなりません。
  (ただしこれは当倶楽部に限るものです。他は違う所もあります)

 ・会員は、「島民」と呼ばれます。
  島民として入会される方は、最低一冊の原作を読んでいるか、これから読んでみようという意志があることが、基本です。
  島民の特典は、
  ・下に記載する島民名を、名乗れること。
  ・島の好きな場所に住居を定められること。
  これだけです(「特典」かどうかは、分かりませんが)。

  その他、スタッフや、企画主催者が、島民に特典を設ける場合もありますが、島民以外の方に著しく制約を課すものについては、網元が、止めに入る場合があります。

 ・入会される方は、タイトル「横溝島:上陸希望」として、島民登録をお願いします。
  島民登録は、横溝作品にちなんだ名前(人名・職名など問わず)を自己申請することで完了します。いわゆる、島民名です。
  島民名を思いつくまでは、設定上、島の入口にある、割烹旅館・松月にお泊まり下さい。若おかみがおもてなし致します。
  島民登録が済んだら、島の好きなところに住むことができます。
  なお、島民名は、次のものを除きます。

    ・金田一耕助(それは、みんなのものです)
    ・「獄門島」の鬼頭早苗(永遠に、金田一のヒロインということで)
    ・「本陣殺人事件」の一柳鈴子(単に発起人が個人的所有を主張しているため)

  島民名の重複については、別に新しく、規定を定めます。

【書き込み上のご注意】

 ・書き込みには、必ずタイトルの頭に、「横溝島:」と付けて下さい。

 ・他の倶楽部も同様ですが、ネタバレは避けて下さい。多くの作品が、まだ入手できますので。
  関連して、他の作家の作品についてのネタバレも、避けて下さい。有名とされるものでも、読んだことのない人がいます。

 ・横溝作品では、現在の社会通念上、適切ではない単語が出てきます。それに触れるさいは、慎重に扱うようお願いします。
  特に遺伝病に関しては絶対です。

 ・映像などの二次的作品については、ご不満の作品もあるかと思います(私にもあります)。しかし、その際も、「クズ」などの過激で一面的な表現は、避けて下さい。
 その作品が好きだ、という人もいるでしょうし、出来が悪いのにもさまざまな理由があったでしょう。もちろん、好き嫌いや具体的な根拠のある批判を規制するものではありませんが、表現はあくまで穏やかに、ノリだけでの切り捨て発言などは、避けていただくよう、お願い致します。

【解散について】

 ・代表は、横溝島の維持に、極力努めるものとします。従って、まったく代表者がいなくなった場合以外、解散はないものとします。
 現時点で、代表の網元は、FSUIRIから倶楽部制度がなくなった場合、またFSUIRIがなくなった場合でも、何らかの形で横溝島を維持する予定です。
 ただし、島民が代表以外いなくなった場合は、島は必然的に消滅します。

【互助会について】

 ・横溝島には、「互助会制度」があります。
 これは、横溝正史の本が読みたい人に、島民・非島民を問わず、送料以外は無償で、島民有志のご厚意で集められた、横溝本を譲渡するものです。
 互助会が始まった頃には、横溝正史の本が、非常に手に入れにくかったため、皆さんに、安く集めていただいたのですが、意外に利用者が少なく、現在、段ボールに二箱ほどの、主に角川文庫の旧版が、集まっています。
 このままですと、管理人・神名さんのご自宅の床が抜けるなどの被害が予想されますので、ぜひ、ご利用下さい。

 ただし、「シナリオ 悪霊島」「横溝正史読本」のような珍しいとされる本は、今のところ、ありません。また、神名さんは、本の発送を行なうだけです。
 安く集めた本ばかりですので、帯付き、初刷りなどの指定も、基本的にはできません。いわゆる古書探しの制度ではなく、あくまで、読みたい方のための制度です。
 逆に、横溝正史を読んでみたい、という方はお気軽にご利用下さい。かなりの点数が、揃っています。
 どういった本があるかなど、詳しくは、神名さんにお問い合わせ下さい。

【RTについて】

 ・現在、横溝島では、原則として月一回、定例RTを開いています。
 ただし、具体的な日程、内容に関しては、担当のレオナさんに一任されています。現代表の網元は、極端な朝型人間ですので、RTにはほとんど参加できません。よって、具体的なことは、すべてお任せしています。
 RTの日程その他は、会議室上で発表されます。

 以上が、規約と諸注意です。
 なんだか窮屈だ、と思われる方は、特に、積極的に入会をお勧めするものではありません。横溝島は、ルールが守れる方の集まりです。上の決めごとも、人目のある場で発言する上での、最低限の良識の中にある、と思っております。
 その上で、大いに遊び、また語っていただくのは、自由、ということなんですね。

 ということで、横溝島について、お知らせしました。このページは、随時改訂して、入会者、および現在の島民のめやすになるように、していきたいと思います。



 横溝正史メモリアルのトップページに戻る

 制作者個人のサイトへ行く

 このページについてのメールは KHD02530@nifty.com まで。